《着任式》

8:50から、体育館で着任式を行いました。新しく12名の先生が着任しました。

一人ひとりの先生方からの挨拶の後、生徒会総務から歓迎の言葉がありました。

 

 
 

《始業式》

着任式に続けて、始業式を行いました。

〇1学期始業式の校長の話

春休みも終わり、今日から新しい学年がスタートします。
1年生は2年生に、2年生は3年生にそれぞれ進級しました。
そして、8日には入学式があり、新しく1年生が入ってきます。

2年生には後輩ができることになります。
委員会や部活動などで1年生と関わることも多いと思います。先輩として、しっかり面倒を見てあげてください。
3年生はいよいよ最終学年となります。自分の進路希望の実現のために、計画的に頑張ってください。

さて、今日は2つ話をします。

1つ目は、「早寝早起き朝ご飯」についてです。
「早寝早起き朝ご飯」と、昔からよく言います。どうしてでしょうか?
少し前に、東北大学の川島隆太教授のお話を聞く機会がありました。
川島先生は、脳のどの部分にどのような機能があるのかを調べる研究の日本における第一人者です。【脳トレ】という脳を鍛えるゲームの監修などもされています。
先生は、子どもの朝食の頻度が減るにしたがって成績は下がっていることに関心を持ち、研究をされています。
ほとんどの生徒の皆さんは、毎日、朝食を食べていると思います。川島先生の調査では、朝ご飯でおかずをきちっととっているかという観点から調べると、なんと約半分の子どもは、おかずをちゃんととっていないということだったそうです。
バランスのよい朝食をとることはとても大事です。
先生は、脳の領域の働きを調べるテストを子どもたちに行ったところ、驚いたことにすべての脳の働き方のテストの点数が、朝食のおかずの数と関係があったそうです。
脳は糖分をエネルギーとして活動しますが、よりよく働かせるためには、様々な栄養素を取る必要があるそうです。ですから、好き嫌いなく、いろいろなおかずを食べることが大事なのですね。
特に皆さんは成長期であり、また、学校で勉強することを考えると、朝ご飯をしっかり取ることが大事です。これを一つ意識して生活してほしいと思います。

2つ目は、新しい学年の目標を設定することです。
新学期になり、新しい環境での生活が始まります。
新たな気持ちで目標を立て、当初はやる気を持って取り組んでいたとしても日を重ねるごとに続かなくなっていく、そういう経験がみなさんもあるのではないでしょうか。
継続して取り組むことができない理由は、目標設定の方法にあるかもしれません。
年度の始まりにしっかりと目標を立てて、充実した新学期をスタートさせましょう!

たとえば、「部活動の大会で優勝したい」など、大きな夢や目標を掲げることはとても大切なことです。
しかし、漠然と大きな目標を掲げるだけでは、現実との差が大きすぎて、気持ちを保つのは難しくなります。
目標を達成するためには、「目標までの過程を明確にすること」が重要です。
つまり目標設定は、「目標に向けてやるべきことを明確にすること」なのです。
「大会で優勝する」という目標を立てても、そのために必要なことやクリアしなければならないことが不明確では、日々の練習で何を取り組めば良いのかわからなくなってしまいます。
目標設定によってゴールまでの道しるべができることで、今やるべきことが明確になり、気持ちを保つことができるのです。

目標設定のポイントをお話しします。
①ゴールから逆算して計画する
目標達成までの期限を明確にして、ゴールから今に向かって逆算して考えてみると良いでしょう。
半年後、1か月後、来週、今日と長期的な目標から短期的な目標を考え、毎日を積み重ねて行きましょう。
②具体的な目標であること
目標やその過程は具体的にすることが大切です。
具体的な数字をあげて目標を設定するとよいでしょう。
③自分に合った目標を掲げること
自分がなりたい姿をイメージでき、自分でも努力すればできそうだと思える目標を設定しましょう。

自分自身のチャレンジしたい気持ちを大事にして頑張ってください。


〇学年職員発表

校長先生から、学年外の先生、3学年の先生、2年生の先生を紹介しました。


〇クラス発表

3年生は体育館で、2年生は武道場で、それぞれクラスの発表がありました。
発表後は、下ばきをもって旧教室へもどり、机・イスを新クラスへ運びました。